全ては「ある一言」から始まった――。SilkBlaze Sportsのレース車輌製作ミーティングで、ドライカーボンパーツの開発について話していた時、一人のエンジニアが軽い気持ちで「ドライカーボンでジャッキは作れないのか?」と発言した。その場にいたDIGICAM開発担当者は「もちろん、できますよ」と即座に答えた。
この10秒に満たない短い会話が、世界初のドライカーボン製ジャッキ開発への火付け役となった。革新的な商品開発は堅苦しい会議室ではなく、自由な発想と気軽なコミュニケーションから生まれるのだ。思い付いたことを率直に話し、それに対してオープンに応える仲間がいる環境。これこそが世界に先駆けた商品を生み出す秘訣である。本気なのか、冗談なのか。そんな自由な発想が新しい興奮を生む。
いざ開発がスタートすれば、予想以上の困難が待ち構えていることも承知の上。しかし、困難があるほどエンジニアの情熱は燃え上がり、アドレナリンが溢れ出る。これが20年以上に渡ってパーツメーカーとして先頭を走り続ける「DIGICAM」の真髄である。そして、その努力と革新性はドライカーボン製ジャッキの実用新案取得(第3241480号)という形で認められた。これはDIGICAMの技術力と創造力の高さを証明するものであり、業界における先進性とリーダーシップを象徴している。
DIGICAMは誕生以来、常にユーザーの想像を超える商品の提供を目指し、利益追求よりも新しいアイデアに賭けることを選んだ。この姿勢がDIGICAMを魅力的なブランドにし、同時に最大の強みとなっている。
正式発売前からカーボンジャッキは大きな話題に。スピードフォルム、アーティシャンスピリッツ、エイムゲインなど、業界のトップに君臨する多数のメーカーも注目している。
ドライカーボンは軽さと強度が魅力で、レーシングカーなど、コンマ1秒を争う世界で採用されている高級素材。贅沢にも「サイドプレート」と「ハンドル」に、そのドライカーボンを使っている。
なぜ、この商品が誕生したのか? その開発ストーリーが非常に面白かった。エンジニアの一人が「ドライカーボンでジャッキって作れないの?」って、たぶん、その方は冗談で言ったんだと思うんですが、その場にいたデジキャンの開発担当者が「もちろん、できますよ」って即座に答えた。DIGICAMというのは、そういうブランドなんです。その話を聞いて、やっぱりDIGICAMは凄いなって思いました。
超高級素材のドライカーボン、そして、10万円を超える価格からいって、正直、これは飾っておくような代物。ガンガン使うようなモノじゃない(笑)。だけど、ちゃんとした機関から強度証明も取得して、ガンガン使えるようになっている。最初、ハンドルがドライカーボンって聞いた時は、強度的に大丈夫なのか、少しそこが気になりました。ですが、DIGICAMはしっかりと強度を持たせ、安心して使えるように仕上げている。このDIGICAMの技術力は本当に凄い。これからはドライカーボンと言えばDIGICAMですね。